2016.07.15 | 御口一家物語

9話「どんどん楽しくなる食生活」 - 離乳食後半、お口の動きも巧妙になるよ-

9話「どんどん楽しくなる食生活」

- 離乳食後半、お口の動きも巧妙になるよ-

家系図を見る

今日は、りょう歯科クリニックで歯科衛生士の大山さんが離乳食セミナーを開いています。前半は離乳食前半について、そのお口の動きや、時期にあった食材の種類、大きさ、硬さについてのお話でした(8話をお読みください)。休憩が終わって、後半です。

セミナー***********

大山さん「ここからは、離乳食後半についてお話しますね。」

離乳食初期はゴックン期、離乳中期はモグモグ期、とお話しましたが、それに続く離乳後期はカミカミ期とも言われていて、歯ぐきで食材をつぶせるようになります。くちびるをよく見ると、左右交互に動くようになって、さらに上下のくちびるがねじれながら協調して、より複雑な動きをするのです。このぐらいの時期には、指で軽く押すとつぶせるくらいの硬さの煮豆なども食べられるようになりますよ。ゆで卵などもちょうどよいです。

そして、いよいよ離乳完了期です。これ以前は、手づかみで食べる状態ですが、離乳完了期になると、スプーンやフォークを使い始めるようになります。まだまだぎこちないですが、少しずつ食具で食べられるようになるのです。コップから水分も摂れるようになりますよ。意外と知られていませんが、手づかみ食べは、成長にとって、とても大事なのです。手づかみで食べることで、食べ物の大きさ、硬さ、温度などを確かめる、さらにどのくらいの力で握ればいいのか、赤ちゃん自身が体験を積むことになるのです。手づかみ食べが上達してこそ、食器や食具が使えるようになるので、手づかみ食べをどんどんさせてあげましょう。離乳完了期は、乳歯はまだ生えている途中でもあるので、大人が食べているものより、少し軟らかいものにしましょう。生野菜や繊維が強いお肉や、弾力のあるかまぼこなどは苦手です。かといって、小さく刻んでしまうと、かんで食べる機能の成長を促進しづらいので、ある程度の大きさも必要です。

とにかく食事は楽しく食べるのが重要です。無理に食べさせたりすると、食事時間が苦痛になってしまいます。食べる量や食べさせることにばかり夢中にならず、おいしさを共有したり、楽しい雰囲気で食べることが何よりも大切です。

 

セミナー終了後***********

慶亜美ママ「離乳食後半も、こんなに変化するのね。ついつい食べさせることに必死になっちゃうけれど、子どもと楽しく食事の時間を過ごすことが大切なのね。」

きらりちゃんママ「そうね、この前、私がかぼちゃを食べていたら、もういらないと言っていたきらりが、かぼちゃを欲しがったの。楽しそうに食べるのを見せるとか、雰囲気って大事なのね」

慶亜美ママ「それにしても、おっぱいだけだった子どもが、数か月でお肉も野菜も食べられるようになるって、成長ってすごいわよね」

慶亜美ママもきらりちゃんママも、離乳食の時期には、成長の神秘が潜んでいることを実感しました。また、ついつい食べさせることに一生懸命になってしまう離乳食でしたが、楽しく食べることも大切だった、と気づいたのでした。

 

今日のポイント

  • 離乳食の時期は、手づかみ食べが盛ん。手づかみ食べで、食品の性質を知ることで、その後、食器食具が使えるようになる。
  • 離乳完了期でも、食材は少し軟らかめのものを与える。小さく刻んだものばかりでは、噛むという成長が促されないため、適度な大きさで噛むことをおしえる。

何よりも、食事は楽しい雰囲気で行う。無理に食べさせることは厳禁。

%ef%bc%99%e8%a9%b1%e6%89%8b%e3%81%a5%e3%81%8b%e3%81%bf

 

10話へ続く

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆ はじめから読みたい方はこちらからどうぞ

◆ 1つ前を読み返したい方はこちらからどうぞ

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

Copyright ©2016 RYO DENTAL CLINIC All Rights Reserved.

りょう歯科クリニック   https://ryo-dental-clinic.net

一覧にもどる